2010 2月1日(月)
平凡なことを平凡に続ける、当たり前の事に磨きをかけるこんな意味なんだけど、興味深い話しを聞いたので紹介します。
現在の世の中は、平凡だとか、地味だとかが疎まれる傾向にあるようです。
マスコミの影響でしょうか?
しかし、本当は平凡なことを平凡に続けることほど、非凡なことはないのです。
ひとりひとりが自分に与えられた役割や仕事に対して、真摯に取り組んでいくことの大切さを今一度、考え直したいものです。
以前、四年生大学を出た女子学生が会社に入り、「私はお茶汲みをする為に大学を出て、会社に入ったのではありません」と言ったと言う話を聞きました。
お茶汲みさえ出来ない人間に、上司がもっと大切な仕事を頼むはずはないのでは、と私は思うのですが・・・・。
「私はこの会社で一番おいしいお茶をいれてあげよう、入れる人間になるのだ」そういう思いをもったひとが、次のステップんを踏む事が出来る人ではないでしょうか。
「これだけ能力があるのだから、お茶汲みなんて・・・」と言われても、本当に能力があるのかどうか、見た目にはわからないし、やってみなければ解からない事です。
その前に与えられた役割、お茶汲みという仕事で、相手に喜んでもらうことが大切なのではないでしょうか? 与えられた役割 それはこういうものだと思うのです。
ある企業が、七階建てのビルを持っていました。
各階に社員用のトイレがあるのですが、それがいつも落書きで汚されてしまいます。
社長自ら注意するのですが、一向に効き目がありません。「お前達は、何と言う馬鹿者か!!」と怒鳴りたいのですが、「その馬鹿者を選んだのは、あなたですよ」と言われたらおしまいです。
ストレスは溜まる一方で、とうとう社長も匙を投げてしまいました。
ところが、それでも諦めない人がいたのです。トイレ掃除のおばさんです。
おばさんは西洋紙を四つ切にした小さな紙に、お願い状を書き、すべてのトイレの入り口に張りました、するとどうでしょう、あくる日から、一切の落書きが消え去りました。
驚いた社長が見に行くと、そこにはこう書いてました。「ここは私の大切な職場です。この職場を落書きで汚さないで下さい」 おばさんが、「トイレ掃除はたいした仕事ではない」と思ったら、たいした仕事ではありませんが、反対に「トイレ掃除は、私のとても大切な仕事なのだ」と思えば、素晴らしい重要な仕事となるのです、そして大切にしなければいけないんです。
社長は始めて気づかされました、「肩書きじゃないんだ、与えられた役割、仕事をどういう姿勢でやっているか、そういう心がけが大切なんだ。
思いを変えることによって、職場を変える事ができるのだ」と。
3K(危険、きたない、きつい)と言う言葉あります。本人が3Kと思ったら、そこは3Kの職場となりますが、しかし「私にとっては、ここが大切な職場なんだ」と思ったなら、どんな職場だって素晴らしい仕事場になるのです。
自分が思うに、自分の心がけを変える事が出来る強さを、持っているかどうかだと思う。
また、やり続ければ新たな工夫が生まれたり、新たな発見が生まれ、苦痛と思っていたことも楽しく思えてくることもある。
だからこそ、当たり前の事に磨きをかけ、やり続けることが大切なんだと思う。
不平不満や愚痴を言う前にね。