2009 12月21日(月)
12月1日に紹介致しました『神様からのお手紙』では、アメリカのお話でしたが
日本バージョンが有りますので紹介致します
結婚20年目を迎えたご夫婦がいました。
結婚記念日に20年前の結婚式のアルバムを二人でなつかしく眺めているうちに、
当時参列してくれた方々全員に感謝の気持ちを綴った手紙を出そうということに
なりました。
「私たち二人は20年前に結婚いたしましたが、ここまで無事に来ることが
できました。これも皆様のおかげです。本当にありがとうございます」
というメッセージを送りたいというのです。
感謝の心というものを持った素晴らしいご夫婦ですが、
ふとご主人が奥さんにこう尋ねました。
「本当に多くの方々にお世話になったけど、お前はこの中で誰に 一番感謝している?」 すると奥さんすかさず、こう答えました。
「それはもちろん、あなたのご両親ですよ」
自分の両親の名を挙げられて、ご主人は大変喜びました。
でも、その時には両親ともに亡くなって、この世にはいませんでした。
ご主人は言いました。
「今のお前の言葉を聞いたら、俺の両親はどんなに嬉しく思うだろう!
届かなくてもいいから、ぜひお前の気持ちを手紙に書いておくれ」
奥さんは実際に夫の両親に手紙を出し、切手を貼ってポストに投函しました。
住所は二人が眠っている霊園の住所、宛名は二人の戒名を書いたそうです。
そして、しばらく日数が経ってからお墓参りをしたとき、
その夫婦はとても驚きました。
なんと、両親のお墓に例の手紙が置かれていたのです。
しかも雨にぬれてもいいように、しっかりとビニールに包んで。
ご夫婦は霊園を管理している寺の社務所を訪れ、お礼を述べようとしました。
しかし、そこで意外な事実を知ったのです。
手紙をビニールにくるんでお墓まで届けたのは、寺ではなく郵便局の配達の
人でした。
その人は宛名を一見して事情を推察したのでした。
感動したご夫婦は、このことを新聞に投稿したおかげで このココロ温まるニュースはひろく伝わったそうです。
日本の郵便屋さんもアメリカの郵便屋さんに負けてないですよね!
こういったお話のように、損得抜きに人の気持ちを考え行動出来る人って
素晴らしいですよね
見習はなくっちゃね