2010 1月20日(水)
うぅ〜〜重い 何が重いって、それはウリン材です
先日から始まっているウッドデッキ工事は、全てウリン材を使用していて、 しかも!車庫上の2階に作ってます
ウリン材とは!
クスノキ科属の常緑広葉で、原産地はインドネシア、マレーシア。
耐久性と強度を保持する超硬質木材です。
昔から、水中でも100年の耐久力がある木として、ヨーロッパ各地でも長く
使われてきました。
生材はレモンの香りがし、色はチーク色で色合いがそろっています。
人体に悪影響を及ぼすラバコール・キノン類は一切含有していないため、
加工により生ずる挽粉、プレーナ屑の再利用や焼却には問題ありません。
ウッドデッキ、エクステリア材としては最高の材質です。
ウリンの長所
- 色合いが揃っていて光沢があり、仕上がりが非常に美しい。
- 耐水性に優れている。(海水、雨水、土中に直接埋め込み可)
- ポリフェノール含有率(14.4%)が高いため、防腐性に優れている。
- 加工性が良い。(切断・切削)
- 防虫性に優れている。(特にシロアリ、フナクイムシ)
- 世界の木材の中で、最硬最強である。(「鉄木」と言われる所以)
- 人畜無害。(ラバコール・キノン類を含まない。)
ウリンの短所
- 重量がある。(比重1.04:水に沈む「沈木」)
※3000mm主体にした方が効率が良い。
- ポリフェノールを多量に含有しているため、腐らない反面色落ちがある。
- あくが出る。家庭用ハイターで洗浄可。
- 硬質なため、ビス止めは穿孔が必要。
木理通直のため、穿孔以外の釘打ちでは割れが生ずる。
- 乾燥が困難。(薄物は可)
- 原木が直径50〜60cm位で曲がりが多いため、長さ4000mm以上および
角材150mm以上の生産量が少ない。
作業の様子は、又今度載せま〜す